Oculus Link & Air Linkのビットレートおよびコーデックによる画質の違い(更新2023年4月23日)
ここでは有線LinkをLink、Air LinkをAir Linkと表記しています
ビットレート以外の設定はレンダリング解像度 5408x2736、リフレッシュレート 80Hz、エンコード解像度 3664、曲率 Low、Link Sharpening 有効、H264におけるNumslicesは5です(Air LinkでH264を使う方法と、各設定の解説はこちらの記事をご覧ください)。
ブラウザをフルスクリーンにし、別々のタブで各画像を開き、画像の表示サイズをウィンドウサイズではなく実サイズにしてからタブを切り替えて比較すると良いです(そうしないとVR内で見るよりも遥かに小さい状態なので比較になりません)。
同じビットレートではH265のほうが劣化が少ないです。
H264ですが、ビットレートの違いによりH265の200Mbpsより少し良くなっています。
ノイズやボケが大きく低減され、細部まで描写されます。
大半のシーンでは500Mbps以上にしてもほとんど違いは見られなくなります。今回の比較で用いているシーンは画質の維持が難しいものなので一応違いは見られます。
その他参考画像
H265 200Mbps https://i.imgur.com/GhWG3Cu.png
H264 350Mbps https://i.imgur.com/8ziIw5c.png
H264 500Mbps https://i.imgur.com/K0KeLPz.png
Half-Life2 Episode2 VR
H265 200Mbps https://i.imgur.com/CYPgbFN.png
H264 350Mbps https://i.imgur.com/4TXELXZ.png
H264 500Mbps https://i.imgur.com/nRhjCrF.png
※VR内で見た時、低ビットレートではノイズやモヤが動きますし、視点の移動や動きに対する耐性もないですから、実際に生じる差は画像よりも大きくなります。
※画質の劣化の大小は設定の違いだけではなく、どういった映像かが大きく影響します。映像の複雑さ(グラフィックの高度さ、ではない)、動きの多さ、色合い、色の使われ方などなど。シンプルな映像であれば差は出にくくなります。